2022年10月30日

 
 


ということで、先日(2022年10月)Yahoo!オークションで3口目の「第十銀行創立五十年記念」鉄瓶を見つけたのでその記念に並べて撮影してみた。

100年近く前の同時期に作られた同じ作者の鉄瓶が三口並んだ図なんて滅多に無いと思うんだけれど・・・

実際に並べてみると見かけはほぼ一緒なのに微妙に注ぎ口の高さの位置や重さが違っていたりしていて面白かった。


この鉄瓶は第十銀行創立五十年記念(1927年)として盛岡の明治期の鉄瓶鋳造4大系譜のなかの有坂門の金澤千代吉が1926年頃(42歳)に作成したと考えられる。


第十銀行は、現在の山梨中央銀行の前身の一つである明治期の銀行。

ちなみに第十銀行は1877年に興益社を母体として設立された、第十国立銀行(1877年/明治10年4月15日 - 1897年/明治三十年1月1日普通銀行に転換、株式会社第十銀行に改組。)の創立50年記念に作成された。


同じデザインの「第十銀行創立五十年記念」鉄瓶が照亦製作所 屋号 照光堂でも作成されていてその画像を最後に置いておく。( 照光堂詳細 → モダン鉄瓶ページ

「第十銀行創立五十年記念」と金澤千代吉