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ZEISS JENA TURMON


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カールツアイス イエナ ターモン

全長は約7cm、重量は約80g。(製作期間が長くて - 1950年代のカタログには載っていたようだ - 初期の付属ケースは茶色で後期のは黒)8倍率。対物レンズ径21ミリ。最短合焦距離1.5メートル。遠景焦点距離20メートル以上。対物側ボディと接眼側ボディが90度の角度で回転する。90度の角度に折り畳むと正立像になる。180度にすると倒立する。


その後に1940年頃のカタログの写しを入手したのだが、革張りではなく焼き付け塗装タイプのターモンが掲載されていた。
(1.14 2005)

9.28 2004

 先日のオペラ見物では奥さんとビノキュラーを共用していたのでもう一個欲しいと思った。
それでオークションを探していて偶然ヒットしたものだが、 旧東ドイツにあった「カールツアイス・イエナ」製のモノキュラー「ターモン」。最短合焦距離は1.5mからなので美術館でじっくり観賞する目的にも最適。

最初にヒットしたものはちょっと使用感があるものだが結構な価格が付けられていた。そのうち同じキーワードで探していたらほとんど未使用の新同品が出品されていてしかも木箱入りで最初のものよりも価格が低く設定されていた。今手に入れないと二度とお目にかかれないだろうと...30分オーバーしたのだがやっと(^^)。

その後ネットで調べたら、もともと木製ケースに収められていて 当時の価格は1万9085円とのこと。 1995年には、すでに「製造中止」となっているそうで、手に入ったのはミラクル。

本当に未使用品のようで歴史的価値がありそうでちょっと使うのが惜しい。で、その後、ツアイス・イエナを引き継いだ「ドクター・オプティック」社のこの形式の単眼鏡もあることを知ったのだが、それの販売店を見つけた。入荷まで二ヶ月かかるそうだがどうなることやら。その写真を見たのだがちょっと高級感が失われていて実用品という雰囲気だ。

本品には 本体にぴったりの革製のセミハードケースも付属している。なお、10倍のクローズアップレンズも付属していてこれを対物レンズの前に取り付けることで、顕微鏡的に使える。美しい!すてきだ。


4.9 2005

写真提供 開南丸さん

開南丸さんからメールをいただいた。

Carl Zeiss Jena TURMONを調べていてこのサイトがヒットしたとのことであった。彼もドイツ光学器械が好きで上の写真は2003年6月9日にJenaにある光学博物館を訪問した時に撮影したものでとのこと。 TURMONは1940年頃のカタログにはすでに載っていたのだが、「1923年から製造されたようだ」という情報をいただいた。写真のは1928年製とのこと。右側にピンクの一部が写っているがこれは現在Jenaを引き継いだ「ドクター・オプティック」社製のTURMON。それから TURMONは「ターモン」と読んでいたのだが「ドイツ語ではトゥルモンです」とご教示いただいた。

開南丸さん、写真のご提供と情報をありがとうございました。それと二月のメールだったのにもう四月になってしまいました。ゴメンナサイ。


6.22 2005

ナンチャッテターモン

これはツァイス・イエナを引き継いだドクターオプティック(DOCTER OPTIC)の新しいほうのTurumonというモノキュラーなんだけれど、まだのぞいたことはない。

それで下の二点。
右側がナンチャッテターモン。
左がかなり後期のTurumon。

口径も倍率も同じで、右のナンチャッテの方はナシカ(NASHIKA)の「COMBINATION MINI MONOCULAR」という正式名称がある。


オリジナルのほうはピントの合わせやすさ、中心部をのぞいたときの鮮やかさと立体感と像の安定感などでコピーとはさすがに一味違う。
ナシカを持っているとTurumonとそっくりだし、のぞいてみてツァイスを持っていて一段と良かったなあと思えて、これはこれでウレシイ(^^ゞ

実はこれ、ヤフーのオークションで偶然発見したもの。最短合焦距離もこのターモンよりは目測で30センチほど短くて1.8メートルくらい。

アダプターも付属していて30倍の顕微鏡のようにもなりこちらは、Turumonに付属してくるものよりも使いやすくて実用的だ。