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ZEISS TELEATER 1907 


テレアターは1908年から1931年まで作られたオペラ双眼鏡とされているが、上のものはシリアルナンバーから製作年が1907年で初期型・試作品とのことで今から100年も前のものになる。後のテレアターと比べて仕様が若干違っており視度調整ダイヤルが外部には無い。
覗いてみるとまあそれなりに見えるけれど、四角い額縁などをみると縦横ともに糸巻き型の歪みがかなりきつい。仕様なのか調整で直るかは、ぼくは分解の経験もない素人なのでちょっと判断ができない。

オペラグラスとしての完成度の高い実用品はテアティスだと思っているので、むしろ現在の双眼鏡の基礎となったご先祖様のような博物館にあるようなものが実際に手に取って見られるのがうれしい。

比較のためこちらはいまだ十分実用になる1915年製のものと並べて撮影してみた。

Jan. 21 2007


ZEISS TELEATER テレアター パール


昨年11月に「これも夢みたいなはしなんだけれど・・・」と書いたパールが暮にゲットできた。東京で古い双眼鏡の手入れが趣味という大変ありがたい方の出品をウオッチしていたらついに巡り合えたのだ。
海外のオークションで最初に見た取っ手がついたものとは若干違うが、これは1912年製とのこと。白蝶貝の象嵌仕様で古き良き時代の優雅な香りのするオペラグラス。
実用はそれほど期待していなかったが以外なことに十分OKだった。

写真にして拡大をして楽しんでいるんだけれど、よいな〜〜〜

Jan.13 2007


ZEISS TELEATER テレアター

テレアターZeiss Jena Teleater3×15は1908年から1931年まで作られたオペラ双眼鏡でテアティスTheatisの前身のモデルである。ちなみにテアティスTheatisは、1929年から1980年までとずいぶん長い間にわたって作られた。そのほかにもドイツオイゲー社がカール・ツァイス・イエナ社解散後(1983年?)に製造された珍品もある。

さて、写真の黒の方は1915年製でそしてゴールドは1923年製である。

ゴールドの方は、昨年(2005年)12月にドイツのeBayに出品されていた。そのときは、なんてすてきだろう!しかし海外のオークションなのでぼくには無理だなあ、夢のような話だとすっかりあきらめていた。

ところが年が明けてヤフーのオークションを見ていたらこれと似たようなTeleaterが出品されていた。ただeBayで見た写真と色合いがずいぶん違う。そこで双眼鏡とケースのワニ皮の模様の配置を詳しく見比べてみたのだが何度見ても同じように見える。

「よし!」と確信をして応札したのだった。

無事落札して届いたものとドイツのeBayに出品されていたものとをシリアル番号で比べてみたら間違いなく同品であった。

う〜ん、夢だとあきらめないことが大切だぜ〜(^^)。

それにしてもこれが1923年製でいまから80年以上も前のものなのにとても美しく輝いている。なんて素敵なんだろう。

・・・じつは、もう一つeBayのアメリカにもドイツにも真珠の母貝を張り付けたパールと呼ばれているそれは美しい貴婦人のようなTeleaterが出品されている。これも夢みたいな話なのだけれどあきらめないで待ってみようかなあなどと(^^ゞ

Nov. 20 2006